岩王寺

人里離れた緑の奥にある古刹

神宮山・岩王寺は、天暦3年(949)、空也上人によって創建されたと伝えられています。 寺の名は、嵯峨天皇が、寺の裏山から採掘された硯石を「石の王子=しゃくおうじ」と呼んで愛用したことに由来しています。 ※現在では岩王寺石と呼ばれています。 前庭は、岩王寺石を適所に配した流れ山水となっていて、茅葺き屋根と四季の花との調和が高く評価されています。

岩王寺 写真1
重要文化財 髹漆卓(きゅうしつたく)
髹漆卓(きゅうしつたく) 写真


髹漆卓とは、本尊の前に置かれ、香炉・燭台・花瓶等を乗せる机として使用される仏具です。 細やかな彫刻が施され、室町時代の禅宗の経卓としての華やかさが見られます。 永享4年(1432)との施入銘があり、献上された時期が記されています。 髹漆(きゅうしつ)とは、漆塗(うるしぬり)を主とする技法のことで、工程を重ねて丁寧に仕上げられています。
大正14年(1925)8月、重要文化財に指定。


アクセス

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